ベビーケア
赤ちゃんのガス(お腹の張り):症状と緩和法
生後数か月の赤ちゃんがお腹にガスを溜め込んで苦しそうにするのは、よくあることです。消化器官がまだ未熟なこの時期、授乳のたびに少量の空気を飲み込むのは避けられません。日本小児科学会も、ガスによる不快感は生後3か月ごろまでに最も多くみられると説明しています。正しいケアを知っておけば、赤ちゃんもお父さん・お母さんも、ずっとラクになります。
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この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。
AAP・WHO および日本小児科学会のガイダンスに準拠しています。
ガス不快感のサイン
お腹にガスが溜まっている赤ちゃんは、言葉の代わりに体でサインを出しています。次のような様子が続くときは、ガスが原因の可能性があります。乳幼児健診(1か月・3〜4か月健診)でも同様の症状を相談できます。
- 足をお腹に引き寄せる、膝を胸に近づけるような動作を繰り返す
- 授乳後しばらくして急に泣き始める、なかなか泣き止まない
- お腹が張って硬い、太鼓のような音がする
- なかなか眠れない、浅い眠りでよく目を覚ます
自宅でできるガス抜きケア
日本助産師会が推奨するセルフケアを参考に、日常のお世話の中で取り入れやすい方法をまとめました。力を入れすぎず、赤ちゃんの反応を見ながら行いましょう。
- 自転車漕ぎ運動:仰向けに寝かせた状態で、両足を交互にゆっくり動かして腸の動きを促す
- お腹のマッサージ:へそを中心に時計回りで、手のひら全体を使って優しくさする(「の」の字マッサージ)
- 縦抱き:授乳後15〜20分間、肩に頭をのせた縦抱きでゆっくりあやしながらゲップを促す
- ぬるめのお風呂:38〜40℃のお湯にゆっくり浸かると腹筋がほぐれ、ガスが抜けやすくなる
授乳方法の見直し
ガスの多くは授乳中に飲み込む空気が原因です。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」でも、授乳姿勢とゲップの重要性が繰り返し強調されています。次の点を確認してみましょう。
- 授乳の途中と終わりの2回、背中をさすってゲップを促す
- 哺乳びんを使う場合は、乳首の穴の大きさが月齢に合っているか確認する(穴が大きすぎると空気を一緒に飲み込みやすい)
- 一度に大量に飲ませず、少量ずつこまめに授乳する
- 完全母乳の場合、お母さんがキャベツ・豆類・乳製品を多く摂った後に症状が悪化するようであれば、授乳日誌に記録して主治医や助産師に相談する
小児科への受診が必要なサイン
ガスによる不快感は多くの場合、生後3〜4か月で自然に落ち着きます。ただし、以下の症状がみられるときは、早めに小児科を受診してください。日本小児科学会は、症状が長引く場合や体重増加が気になる場合は、乳幼児健診を待たずに受診するよう案内しています。
- 1日3時間以上、週3日以上泣き続ける(コリックの目安)
- 便に血が混じる、または激しい嘔吐がある
- 授乳を拒否する、口が乾いている、おしっこの量が極端に少ない(脱水のサイン)
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