妊娠週数ガイド

妊娠22週

妊娠22週、赤ちゃんはパパイヤほどの大きさ(約28cm・430g)。まつ毛・眉毛が生え揃い、聴覚が急速に発達しています。母子健康手帳の活用と妊婦健診のポイントを詳しく解説します。

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監修: Whispie 編集チーム エビデンスに基づく育児リサーチ

公開日:

Whispie

この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。

出典:WHO・CDC・AAP・NHS。推奨は国によって異なります。日本については日本産科婦人科学会をご確認ください。

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簡単な答え: 妊娠22週、赤ちゃんはパパイヤほどの大きさ(約28cm・430g)。まつ毛・眉毛が生え揃い、聴覚が急速に発達しています。母子健康手帳の活用と妊婦健診のポイントを詳しく解説します。

今週の概要

赤ちゃんの発達

妊娠22週の赤ちゃんはすでにミニチュアの新生児のような姿をしています。皮膚はまだ薄く赤みがかっていますが、各部位の特徴はしっかり形成されています。主要な器官はすべて形ができており、この時期からは成熟・成長・機能の洗練が中心になります。

ママの体と症状

妊娠22週、子宮底(子宮の一番上)はへその上2cmほどの位置になります。子宮底長(cm)がほぼ妊娠週数と一致してくる時期です(前後2cm程度の差は正常範囲)。お腹の膨らみが目立ってきて、周囲から見てもはっきり妊婦とわかるようになります。

栄養

妊娠22週ごろの赤ちゃんは約4週間ごとに体重が倍近くになるペースで育っています。鉄とカルシウムの必要量が引き続き増えます。厚生労働省の「妊産婦のための食事バランスガイド」では、鉄は約21mg/日(食事摂取基準)、カルシウムは650mg/日を目標とし、妊婦向けサプリメントも活用することが推奨されています。

積極的に摂りたい食品:

引き続き控えるもの:アルコール、水銀含有量の多い魚(メカジキ・マグロの大型種・サメ)、生食リスクの高いもの、非殺菌乳製品。カフェインは1日200mg未満(コーヒー約2杯相当、日本産科婦人科学会推奨)。

運動

日本産科婦人科学会は、合併症のない妊娠では週150分程度の中程度の有酸素運動を推奨しています。妊娠22週の適度な運動は、妊娠糖尿病リスクの低下・腰痛の緩和・睡眠の質の改善・分娩時間の短縮などに関連しています。

この時期におすすめの運動:ウォーキング、マタニティスイミング(水中は腰への負荷が小さく特におすすめ)、エアロバイク、マタニティヨガ、軽い筋力トレーニング(修正あり)、骨盤底筋運動(ケーゲル体操:1日3セット×10回)。

姿勢への意識:大きなお腹が重心を前に引っ張り、腰椎の反りが強くなります。重いものを持つときは腹部を軽く引き込み、腰を反らせないようにしましょう。長時間立つ場合はマタニティベルトが助けになります。

控えるべき動き:長時間の仰向け(10分以上)、息こらえを伴う運動、深いひねり、コンタクトスポーツ、ホットヨガ、転倒リスクのある運動。めまい・息切れ・腹部の張り・出血・破水があればすぐに休んで産科に連絡してください。

メンタルヘルス

妊娠中期はつわりが落ち着き、後期のつらさもまだない、比較的過ごしやすい時期です。一方で、赤ちゃんの生存可能性・出産・育児生活への変化について不安が募ってくる時期でもあります。

睡眠:お腹が大きくなるにつれ、楽な姿勢が見つけにくくなります。抱き枕を活用し、横向きで両膝の間と背中にクッションを入れると安定します。夜中のトイレにそなえて、足元に小さな明かりを置いておくと安心です。

気分のチェック:妊娠中のうつ・不安は約5人に1人が経験するといわれています(日本産科婦人科学会)。気持ちが落ち込む・楽しいことに興味がわかない・不安が消えないといった状態が2週間以上続く場合は、産科医や助産師に相談してください。適切なサポートにつながることが大切です。

パートナーの参加:妊娠22〜26週ごろから、外からお腹に手を当てて胎動を感じられるようになります。夕食後や就寝前のリラックスタイムに、ふたりで胎動を感じてみてください。

医師に相談するタイミング

以下の症状があれば、速やかに産科・助産師に連絡してください:

今週の検査

妊娠22週前後の妊婦健診では、体重測定・血圧・尿検査・子宮底長測定・ドプラによる心音確認が行われます。解剖学的超音波検査(胎児スクリーニング)がまだの場合はこの時期に行われることがあります。日本では妊婦健診は概ね14回が公費助成(母子健康手帳の受診票)の対象で、妊娠24〜28週には妊娠糖尿病スクリーニング(75g経口ブドウ糖負荷試験:OGTT)が予定されます。頸管長の短縮リスクがある場合は、この時期に頸管長超音波検査が追加されることがあります。分娩教室や産院ツアーの申し込みについても、この妊婦健診で相談しておきましょう。

主な検査スケジュール(日本産科婦人科学会・厚生労働省ガイドライン):

今週のヒント

次への準備

妊娠28週から妊娠後期が始まります——あと6週間です。今は焦らず、少しずつ準備を進める時期です。小児科の候補を探す、ベビー用品のリストを作る、産前産後休業の手続きを職場と相談するなど、できることから始めましょう。日本では産前6週・産後8週が産前産後休業の対象で、健康保険の出産手当金も申請できます。里帰り出産を考えている方は、帰省の時期や里帰り先の産院の確認も早めに進めておくと安心です。バースプランの草案を作り始めると、出産への希望を整理する良いきっかけになります。

よくあるご質問(妊娠22週)

妊娠22週、赤ちゃんはもうママの声が聞こえているの?

はい、聞こえています。妊娠22週ごろには内耳(蝸牛・耳小骨・聴神経)がある程度完成し、音を感知できるようになります。ママの心拍、血流、声の振動といった低周波の音は特によく伝わります。高い音域の外部音も少しずつ聴き取れるようになります。絵本の読み聞かせや歌いかけは、生まれた後の赤ちゃんとの絆づくりにも役立ちます。新生児は子宮内で聴いていた声やメロディを生まれた後も認識できるという研究があります(日本産科婦人科学会の胎児発達ガイドラインも同様の見解を示しています)。

おなかが突然かたくなるのはなぜ?

多くの場合、ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)と呼ばれる、子宮の「練習」収縮です。妊娠20〜24週ごろから始まることが多く、不規則で痛みはなく、30〜60秒ほど続いてから自然におさまります。水分をとったり、横になって休んだりすると楽になります。ただし、収縮が規則的(1時間に4回以上)になる、痛みがある、出血や破水がある、腰痛や骨盤の圧迫感を伴うといった場合は、早産のサインの可能性があります。すぐに産科に連絡してください。

妊娠22週で胎動はどのくらい感じるべき?

胎動カウント(胎動の回数を数える)の正式な開始は28週以降が一般的です。22週の時点では胎動はまだ不規則で、よく動く日もあれば静かな日もあります。赤ちゃんは20〜40分周期で眠っていますし、胎動がお腹の壁まで届かないことも多くあります。今は「パターンをつかむ」時期です。明らかな胎動のパターンが確立されてきてから急に動きが少なくなったと感じたら、産科・助産師に相談してください。

妊娠22週、鼠径部や下腹部に鋭い痛みが走るのはなぜ?

円靱帯痛と呼ばれるもので、妊娠中期の最もよくある不快感のひとつです。子宮を支える円靱帯が引き伸ばされることで、体位を変えたとき・急に立ち上がったとき・くしゃみをしたときに、下腹部や鼠径部にズキッとした痛みが走ります。通常は一瞬で消えます。体位をゆっくり変えること、マタニティベルトの着用、温湿布、マタニティヨガなどが助けになります。痛みが強い・続く・片側のみで発熱を伴う・出血を伴うといった場合は産科に相談してください。

妊娠中に髪がふさふさになったのはなぜ?産後はどうなる?

妊娠中はエストロゲンの影響で毛の「成長期(アナゲン期)」が延長し、抜け毛が減ります。その結果、ボリュームが増して見えます。特に妊娠中期にピークを迎えることが多いです。出産後にエストロゲンが低下すると、それまで溜まっていた抜け毛が一気に出てきます(産後脱毛)。見た目にはかなり抜けていると感じますが、これは正常な経過であり、数ヶ月で自然に落ち着きます。

妊娠22週、仰向けで寝ても大丈夫?

短時間であれば問題ありません。ただし妊娠20週以降は子宮が大きくなり、長時間仰向けでいると下大静脈を圧迫してめまいや胎盤への血流低下を招くことがあります。基本的には横向き(左右どちらでもよい)が推奨されます。朝起きたら仰向けになっていたとしても、気づいたときに横に戻ればそれで十分です。

パパがお腹を触ると胎動を感じられるのはいつごろ?

多くの場合、妊娠22〜26週ごろから外側から胎動を感じ始めます。ただし前置胎盤(胎盤が子宮の前側にある)の場合は、クッションになるため数週間遅れることがあります。夜に赤ちゃんが活発になることが多いので、食後にパパがお腹に手を当てて待ってみると感じやすいです。

妊娠線は予防できる?正中線(リネア・ニグラ)はどうして出る?

正中線(リネア・ニグラ)は妊娠中に腹部に現れる縦の色素沈着の線で、妊娠20〜22週ごろから目立ってくることがあります。メラノサイト刺激ホルモンの増加が原因で、ほとんどの場合、産後数ヶ月以内に薄くなります。治療は不要です。妊娠線(ストレッチマーク)は完全な予防は難しいですが、保湿クリーム(尿素・ヒアルロン酸配合のもの)をこまめに塗り、急激な体重増加を避けることで最小限に抑えられます。

妊娠22週で早産が心配。どんなサインに注意すればいい?

22週での早産は多くはありませんが、サインを知っておくことは大切です。要注意のサインは、規則的な張り(1時間に4回以上)、周期的な腰痛、骨盤の圧迫感、月経痛のようなけいれん、おりものの増加や水様性のおりもの、出血・破水です。22〜24週の赤ちゃんの予後はNICU(新生児集中治療室)の水準によって異なりますが、日本の新生児医療は世界でも高水準です。上記のサインが少しでもあれば、すぐに産科か助産師に連絡してください。

妊娠22週までの体重増加の目安は?

厚生労働省・日本産科婦人科学会の目安では、妊娠前のBMIによって推奨増加量が異なります。BMI 18.5未満(やせ型)は12〜15kg、18.5〜25未満(標準)は10〜13kg、25以上(肥満)は個別対応が推奨されています。22週時点では概ね5〜7kgの増加が目安です。毎週の母子健康手帳への記録や、妊婦健診での体重チェックを活用してください。毎週きっちり同じだけ増えるより、全体的な傾向が大切です。

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監修: Whispie 編集チーム エビデンスに基づく育児リサーチ

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この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。

出典:WHO・CDC・AAP・NHS。推奨は国によって異なります。日本については日本産科婦人科学会をご確認ください。

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