赤ちゃんの発達

生後3ヶ月の赤ちゃん

生後3ヶ月の赤ちゃんの体重・身長、頭のコントロール完成、手の発見、笑い声、夜間睡眠の延長、4ヶ月睡眠退行の予兆について。厚生労働省・日本小児科学会の指針に基づく総合ガイドです。

W
監修: Whispie 編集チーム エビデンスに基づく育児リサーチ

公開日:

Whispie

この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。

AAP・WHO および日本小児科学会のガイダンスに準拠しています。

リサーチと監修の方針 →

簡単な答え: 生後3ヶ月の赤ちゃんの体重・身長、頭のコントロール完成、手の発見、笑い声、夜間睡眠の延長、4ヶ月睡眠退行の予兆について。厚生労働省・日本小児科学会の指針に基づく総合ガイドです。

今月の概要

生後3ヶ月は「第四トリメスター」が終わる節目です。小児科医が「新生児から乳児へのブリッジ」と表現する12週間の終わりで、よく泣いていた時期がひと段落し、睡眠が少しずつまとまってきます。自分の手を発見し、おもちゃのように眺める様子が見られます。先月からうっすら見えていた個性が、今月はっきりと現れます。このガイドは厚生労働省(MHLW)、日本小児科学会(JPS)、WHO、AAPの指針をもとに、今月の赤ちゃんに何が起きているか、次の健診で何を確認すればよいかを解説します。

身体的発達

意志のある運動が原始反射に取って代わってきます。動きがぎこちなかった時期から抜け出し、目的を持った(まだ少しおぼつかない)動作が増えます。今月の赤ちゃんは、これから来る寝返り・お座り・リーチへの運動の土台を築いています。

粗大運動

微細運動

認知・社会性

生後3ヶ月の赤ちゃんはとても社交的です。ほかのどんな視覚刺激よりも人の顔を好み、アイコンタクト・微笑み・クーイングのやりとりを通じて会話のリズムを積極的に学んでいます。これは単にかわいいだけではなく、共同注意・物の永続性(8ヶ月頃)・言語・のちの学習の土台となる神経回路を構築しています。

言語・コミュニケーション

クーイングが今月はさらに豊かになります。柔らかいうめき声、母音のつながり(「あーおー」)、月末頃には子音の片鱗が聞こえてきます。赤ちゃんは声を出し、パパ・ママが反応するのを待ち、また声を出す「ターンテイキング」を始めます。

語彙の爆発はまだ先(18ヶ月頃)ですが、2語文(24ヶ月頃)も含め、その先のすべては今日の「会話のやりとり」の積み重ねで作られます。

睡眠

睡眠が目に見えて変化してきます。昼夜がはっきりと区別され、3〜4回のお昼寝と1回の長い夜間睡眠のパターンが現れ始めます。生後12〜16週頃から「4ヶ月睡眠退行」の予兆が見られることもあります。赤ちゃんの睡眠が新生児のサイクルから大人に近いサイクル(浅い覚醒を挟む)へと永続的に変わる時期です。

安全な睡眠(日本小児科学会・MHLW指針):引き続き仰向け寝。固めのマットレス、寝具は最小限に。添い寝は日本では一般的な育児文化ですが、柔らかいふとんや枕が赤ちゃんの顔周辺に来ないよう注意してください。寝返りの気配が出たらすぐにおくるみを卒業します。少なくとも生後6ヶ月まで添い寝はせず、同室で別の寝床で。

授乳・離乳食

赤ちゃんは引き続き母乳・ミルク・混合で育ちます。WHOと厚生労働省はともに生後6ヶ月頃まで完全母乳栄養を推奨しています(ただし「飲ませること」が最優先)。水・果汁・おかゆ・その他の固形食はまだ与えないでください。生後12週の成長スパートにより、1〜2日間授乳回数が増えることがありますが正常です。

母乳育児

ミルク育児

母乳メインの場合は、日本小児科学会の指針に基づきビタミンDサプリメント(通常400IU/日)を継続してください。離乳食(補完食)の開始は生後5〜6ヶ月頃(厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」より)が目安です。固形食・水・果汁・おかゆは今はまだ早いです。

遊び・活動

遊びの時間が長くなり、双方向のやりとりが増えます。視覚と運動を少し刺激する活動が喜ばれますが、まだ注意集中時間は短いです。

おふろ(湯船)での家族の時間もこの月齢から本格的に楽しめます。お湯の感触・浮力・肌と肌の触れ合いが感覚発達と愛着形成を同時に育みます。「おふろ入るよ」「きれいになったね」と声をかけながら一緒に入りましょう。

健康と安全(定期予防接種を含む)

心配事と注意すべき兆候

3ヶ月末の時点で、以下が見られる場合は日本小児科学会の発達評価に基づき小児科医に相談してください:

ヒント

よくある質問

生後3ヶ月の赤ちゃんの体重はどのくらいですか?

生後3ヶ月の目安体重は、男の子で5.0〜7.4kg、女の子で4.6〜7.0kgです。生後1〜4ヶ月は週に約150〜200g増えるのが一般的です。母子健康手帳の成長曲線(WHOまたは厚生労働省基準)で3〜97パーセンタイルの範囲に入っていれば問題ありません。絶対値よりも、自分なりの成長カーブに沿って伸びているかどうかが重要です。

生後3ヶ月の赤ちゃんは夜どのくらい眠りますか?

生後3ヶ月になると、多くの赤ちゃんが夜間9〜11時間(夜間授乳1〜2回を挟む)眠るようになります。昼間は3〜4回のお昼寝で4〜5時間程度です。生後8〜12週の間に、5〜7時間のまとまった夜間睡眠が取れ始める赤ちゃんも出てきます。1日の総睡眠は14〜16時間。3ヶ月で夜通し眠れない赤ちゃんも多く、それは正常な発達です。

4ヶ月睡眠退行とは何ですか?もう始まっていますか?

「4ヶ月睡眠退行」は、赤ちゃんの睡眠構造が大人に近いサイクルへと永続的に変化することで起きます。生後12〜16週頃に始まることが多く、睡眠サイクルとサイクルの間で目が覚め、自力で眠り直せずに泣いてしまいます。解決策は「待つだけ」ではなく、赤ちゃんが自分で眠る力を育てることです。うとうとしているけどまだ起きている状態で布団に置く練習を、今から少しずつ始めておくと4ヶ月以降がスムーズになります。

生後3ヶ月の赤ちゃんはもう笑いますか?

はい。多くの赤ちゃんは生後3〜4ヶ月の間に初めての本物の笑い声(ゲラゲラ笑い)を発します。日本小児科学会では「笑う」は4ヶ月の典型的マイルストーンとしています。3ヶ月で社会的微笑があり、声に反応してクーイングし、顔に興味を持って見つめているなら、笑い声が数週間遅れても言語・社会性の発達は正常な範囲です。

生後3ヶ月の授乳はどのくらい必要ですか?

母乳育児の場合は24時間に7〜9回の授乳が目安です。ミルクの場合は1回150〜210ml(3〜4時間おき)、1日6〜7回、1日総量700〜900ml程度です。離乳食はまだ始めないでください。WHOと厚生労働省はともに生後6ヶ月頃まで母乳またはミルクのみを推奨しています。

生後3ヶ月で寝返りはできますか?

多くの赤ちゃんはうつぶせから仰向けへの寝返りを生後3〜5ヶ月に習得します(仰向けからうつぶせは通常4〜6ヶ月)。寝返りの気配が出たら、おくるみ(スワドル)はすぐに卒業してください。夜間に自分で寝返った場合も、仰向けに戻さなくても大丈夫です(自力でできるようになっていれば)。ただし毎回仰向けで寝かせることは続けてください。

生後3ヶ月頃から授乳中によそ見するのはなぜですか?

生後3ヶ月になると赤ちゃんは周囲の環境に非常に敏感になります。声・動き・光が授乳の注意を引っ張ってしまいます。この「授乳中のよそ見」は、静かな・薄暗い部屋で授乳する、横向き授乳にする、などの工夫で改善することが多いです。卒乳(自然な授乳終了)のサインではなく、数週間で落ち着くことがほとんどです。

生後3ヶ月の定期予防接種はありますか?

厚生労働省の定期接種スケジュールでは、生後3ヶ月は2回目の接種タイミングです。Hib(インフルエンザ菌b型)2回目、肺炎球菌(PCV)2回目、ロタウイルスワクチン2回目(種類による)が標準的に行われます。接種タイミングは医療機関によって多少異なりますので、母子健康手帳の予防接種欄を確認し、かかりつけの小児科医に相談してください。

生後3ヶ月のマイルストーンで心配なときはどうすればいいですか?

日本小児科学会の発達目安に基づき、以下の場合は小児科医に相談してください:社会的微笑がまだ見られない、うつぶせで頭を一時的に持ち上げられない、大きな音に反応しない、動くものを目で追えない、クーイングや発声が見られない、筋肉が極端にかたいまたはふにゃふにゃ、授乳・体重増加に不安がある。「何かおかしい」という直感も早期相談のサインです。

出典・参考資料

W
監修: Whispie 編集チーム エビデンスに基づく育児リサーチ

公開日:

Whispie

この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。

AAP・WHO および日本小児科学会のガイダンスに準拠しています。

リサーチと監修の方針 →

👶

4ヶ月睡眠退行もWhispieと一緒に乗り越えよう

睡眠退行の準備・マイルストーン記録・専門家監修のパーソナライズドアドバイスをひとつのアプリで。

毎週の育児のヒントを、迷惑メールなしで

お子さまの時期に合わせた科学的なアドバイスを、メールで直接お届けします。