赤ちゃんの発達

生後2ヶ月の赤ちゃん

生後2ヶ月の赤ちゃんの体重・身長の目安、初めての社会的微笑、クーイング、14〜16時間の睡眠、生後2ヶ月から始まる定期予防接種について。厚生労働省・日本小児科学会の指針に基づく総合ガイドです。

監修: Whispie 編集チーム エビデンスに基づく育児リサーチ

公開日:

この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。

出典:WHO・CDC・AAP・NHS。推奨は国によって異なります。日本については日本小児科学会をご確認ください。

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簡単な答え: 生後2ヶ月の赤ちゃんの体重・身長の目安、初めての社会的微笑、クーイング、14〜16時間の睡眠、生後2ヶ月から始まる定期予防接種について。厚生労働省・日本小児科学会の指針に基づく総合ガイドです。

今月の概要

生後2ヶ月は、多くのパパ・ママが「赤ちゃんが人になってきた」と感じる月です。新生児期の霧が少し晴れ、はっきりした微笑みが返ってくるようになり、声に出してクーイング(「あー」「おー」)する声が聞こえてきます。予防接種で小児科を受診する際に、発達や体重の増え方も相談できます。このガイドは厚生労働省(MHLW)、日本小児科学会(JPS)、WHO、AAPの指針をもとに、今月の赤ちゃんに何が起きているか、何を見ておくべきかをわかりやすく解説します。

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身体的発達

生後1ヶ月を支配していた原始反射が少しずつ薄れ始め、意志のある動きが現れてきます。モロー反射(抱っこしているときに手足が開く反応)が弱まり、ルーティング反射も授乳が学習されるにつれて薄れていきます。頭のコントロールが今月の最大の運動マイルストーンです。

粗大運動

微細運動

認知・社会性

今月現れる社会的微笑は、かわいいだけではありません。赤ちゃんの脳が顔や声を処理し、意図的な感情反応を生成した証です。これが初めての本物の双方向コミュニケーションです。

赤ちゃんの微笑みや声に笑顔で応え、ゆっくり話しかけましょう。この「サーブ&リターン」のやりとりが、脳の発達・愛着形成・言語力の土台になります。

言語・コミュニケーション

クーイング(「あー」「おー」などの開いた母音の声)は生後6〜8週頃から始まります。赤ちゃんは声を出すことを試し、自分が声を出すとパパ・ママが反応してくれることを学んでいます。

日々の行動を声に出して伝え続けましょう。「おむつ替えするよ」「おなかすいたね、ミルクにしようか」と話しかける。歌を歌う。短い絵本を読む。AAPは、赤ちゃんが言葉を返せない時期からの言語インプットが将来の語彙力と読み書き力につながることを強調しています。

睡眠

今月の睡眠は少しずつ整ってきますが、「少し」が大事なポイントです。夜間授乳が2回以上続くのはまだ正常です。概日リズム(体内時計)が成熟し始め、夜に少し長く眠れるパターンが出てきます。

安全な睡眠環境:仰向けで寝かせる(こども家庭庁)。固めのマットレスで、寝具は最小限に。添い寝は日本では広く行われていますが、柔らかいふとんや枕が赤ちゃんの顔周辺に来ないよう注意してください。室温18〜20°Cを目安に過熱を避けましょう。おしゃぶりは就寝時にSIDSリスクを下げることが知られています。寝返りの気配が見えたらおくるみはすぐに卒業します。

授乳・離乳食

赤ちゃんの栄養はまだ母乳またはミルク(あるいは混合)だけです。WHOと厚生労働省はともに生後6ヶ月までの完全母乳栄養を推奨しています。水・果汁・おかゆ・その他の固形食は与えないでください。生後6〜8週は成長スパートがあり、1〜2日間授乳回数が増えることがありますが、これは正常です。

母乳育児

ミルク育児

母乳メインで育てている場合は、ビタミンDについてかかりつけの小児科医に相談してください(米国小児科学会〈AAP〉は、母乳で育つ赤ちゃんに1日400IUのビタミンD補充を勧めています)。離乳食の開始は生後5〜6ヶ月が目安です。

遊び・活動

覚醒時間が長くなり、遊びがより双方向になってきます。ただし活動できる時間はまだ短く、5〜15分で休憩や睡眠が必要です。

おふろ(湯船)は親子の大切なスキンシップの時間です。家族でのおふろタイムは体の清潔だけでなく、肌と肌の触れ合いによる安心感を育みます。生後2ヶ月頃から湯船にゆっくり一緒に入れる家庭も増えてきます。

健康と安全(定期予防接種を含む)

生後2ヶ月は定期予防接種が始まる時期です。接種で受診する際に、体重の増え方や発達について小児科医に相談し、母子健康手帳の成長曲線も確認してもらいましょう。

心配事と注意すべき兆候

日本では:このページの発達の目安の一部は、米国疾病予防管理センター(CDC)のリストにもとづいています。日本では市区町村の乳幼児健診で発達を確認します。母子保健法で実施が義務づけられているのは1歳6か月児健診と3歳児健診で、3〜6か月児・9〜11か月児などの健診も市区町村が行っています(時期は自治体によります。こども家庭庁)。気になることがあれば、次の健診を待たずに相談してください。

以下の場合は小児科医に相談してください:

ヒント

よくある質問

生後2ヶ月の赤ちゃんの体重はどのくらいですか?

生後2ヶ月の目安体重は、男の子で4.2〜6.5kg、女の子で3.9〜6.0kgです。増え方は、母子健康手帳の乳幼児身体発育曲線に体重を書き込んで、曲線に沿っているかを見ます(授乳・離乳の支援ガイド、こども家庭庁)。体重の絶対値よりも、母子健康手帳の成長曲線(WHOまたは厚生労働省基準)に沿って伸びているかどうかが大切です。予防接種で受診する際に、小児科医に成長を確認してもらいましょう。

生後2ヶ月の赤ちゃんはいつ笑いますか?

初めての社会的微笑は生後6〜8週頃に現れます。生後2ヶ月末には、多くの赤ちゃんがパパ・ママの顔や声に反応して微笑むようになります。これは2ヶ月ごろによく見られる発達の目安のひとつです。3ヶ月になっても社会的微笑が見られない場合は、小児科医に相談しましょう。

生後2ヶ月の赤ちゃんはどのくらい眠りますか?

生後2ヶ月の赤ちゃんは1日に14〜16時間眠ります。夜間は8〜10時間(3〜5時間のまとまった睡眠を2〜3回)、昼間は3〜5回のお昼寝で5〜7時間程度です。夜に少し長く眠れる赤ちゃんも出てきますが、夜間授乳が2回以上続くのは正常です。1歳になるまではあおむけに寝かせましょう(こども家庭庁)。マットレスは固めのものを使いましょう。添い寝は日本では一般的ですが、柔らかいふとんや枕が赤ちゃんの顔周辺に来ないよう注意が必要です。

生後2ヶ月の覚醒時間の目安はどのくらいですか?

生後2ヶ月の覚醒時間(授乳から次の睡眠まで)は60〜90分程度です(生後1ヶ月の45〜60分よりやや長くなります)。あくびをする、視線を外す、ぐずる、手足の動きが激しくなるなどの眠そうなサインが出たら、疲れ過ぎる前に寝かせましょう。疲れすぎると逆に寝つきにくくなるため、覚醒時間の管理はお昼寝のカギになります。

生後2ヶ月の授乳はどのくらい必要ですか?

授乳スタートガイド(こども家庭庁)は、授乳回数を1日8〜12回以上としています。ミルクは、回数よりも1日に飲む量を中心に考え、1日の目安量に達しなくても、子どもが元気で体重が増えているなら心配はないとされています(授乳・離乳の支援ガイド)。生後6〜8週には成長スパート(飲みたがる時期)があり、クラスター授乳(短時間に何度も飲む)が増えることがあります。これは正常な発達の一部であり、母乳分泌を促すための自然なメカニズムです。時計より赤ちゃんのサインに従って授乳しましょう。

生後2ヶ月の定期予防接種は何がありますか?

厚生労働省の定期接種スケジュールでは、生後2ヶ月は最初の大きな接種ポイントです。五種混合(DPT-IPV-Hib:ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ)、小児用肺炎球菌、B型肝炎のそれぞれ1回目を同時に接種できます。飲むタイプのロタウイルスワクチンもこの月齢から始まります(1回目は出生14週6日後までに)。接種後24〜48時間は軽い発熱、ぐずり、注射部位の腫れが出ることがありますが、正常な反応です。接種のタイミングや副反応の対応は母子健康手帳に記録しておきましょう。

生後2ヶ月の赤ちゃんが夕方によく泣くのはなぜですか?

生後6〜8週はコリック様の泣きがピークになる時期です。米国の啓発プログラムでは「PURPLE泣き」と呼ばれ、夕方から夜にかけて長時間なかなか泣き止まないことがあります。多くの場合、生後3〜4ヶ月頃には自然に収まります。1日3時間以上、週3日以上この状態が続く場合は、コリックや授乳・逆流の問題について小児科医に相談してください。抱っこしながらゆっくりゆれる、おしゃぶりを使う、授乳後にしっかりゲップさせることが役立つことがあります。

生後2ヶ月の赤ちゃんは頭を上げられますか?

生後2ヶ月の多くの赤ちゃんは、うつぶせにすると45度程度頭を持ち上げて数秒間保持できます。頭をしっかり安定させられるようになるのは生後3〜4ヶ月頃です。1日合計15〜30分を目標に、短い時間から監視下でのタミータイム(うつぶせ遊び)を行うと、首・肩の筋肉が発達し、将来の運動発達の土台になります。

生後2ヶ月で小児科にすぐ連絡すべき症状は何ですか?

発熱があって元気がない(母子健康手帳)、数回続けて授乳を拒否する、おむつの濡れる枚数が少ない、ぐったりしている、黄疸が悪化、音にまったく反応しない、アイコンタクトをまったくしない、社会的微笑がまったく見られない場合は速やかに相談してください。予防接種後に高い熱が出る、ひきつけを起こすなど異常が認められた場合は、すぐに医師の診察を受けてください(母子健康手帳)。3時間以上泣き止まない場合も相談しましょう。「何かおかしい」という直感も大切なサインです。

出典・参考資料

Whispie

お子さん自身のリズムを学ぶ睡眠予測、授乳と成長の記録、予防接種のリマインド、週ごとの妊娠記録。妊娠期から幼児期まで。

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