赤ちゃんの発達

生後5ヶ月の赤ちゃん

生後5ヶ月の赤ちゃんの体重・身長、お座り(支え付き)、両手でのつかみ、睡眠リズム、授乳量、離乳食開始のサインと小児科受診の目安について。厚生労働省・日本小児科学会の指針に基づく総合ガイドです。

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監修: Whispie 編集チーム エビデンスに基づく育児リサーチ

公開日:

Whispie

この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。

AAP・WHO および日本小児科学会のガイダンスに準拠しています。

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簡単な答え: 生後5ヶ月の赤ちゃんの体重・身長、お座り(支え付き)、両手でのつかみ、睡眠リズム、授乳量、離乳食開始のサインと小児科受診の目安について。厚生労働省・日本小児科学会の指針に基づく総合ガイドです。

今月の概要

生後5ヶ月は、ベテランのパパ・ママが「育児の蜜月期」と呼ぶ時期です。赤ちゃんはかつてないほど表情豊かで、にっこり笑い、声を出して笑い、手を伸ばし、パパ・ママの顔をじっと見つめます。でも、まだハイハイには至らないため、部屋中を追いかけ回すほどの安全対策は必要ありません。4ヶ月睡眠退行から少し落ち着き、お座り・ハイハイ(もう少し先)といった大きな運動マイルストーンの直前に来ています。3ヶ月検診(乳幼児健診)の後・6〜7ヶ月健診の前という時期でもあります。このガイドは厚生労働省(MHLW)、日本小児科学会(JPS)、WHO、AAPの指針をもとにしています。

いつも通り、赤ちゃんはそれぞれのペースで育ちます。上記の数値はWHO・日本小児科学会の標準値を参考にしたものです。平均値との比較より、自分なりの成長カーブに沿って伸びているかどうかが最も大切です。

身体的発達

生後5ヶ月の赤ちゃんは、これから来るお座り・ハイハイ・立つための土台となる筋力を着々と育てています。多くの赤ちゃんがこの月齢で両方向への寝返り(うつぶせ→仰向け、仰向け→うつぶせ)ができるようになっています。仰向け→うつぶせは腹筋・斜腹筋の力が必要なため、うつぶせ→仰向けより4〜8週遅れることが多いです。

お座りが次の大きな運動マイルストーンです。生後5ヶ月では多くの赤ちゃんが両手を前に出した「三脚座位」で短時間バランスを保てます。手なし・支えなしで1分以上のお座りは生後6〜8ヶ月が目安です。うつぶせでは腕を伸ばした状態で上体を支え、お腹を床から浮かせることもできます。

微細運動が今月から一段と意図的になります。1〜2本の手でおもちゃに向かって手を伸ばし、手のひら全体を使ってつかみ(掌握把握)、片手から片手へ持ち替えます。この両手の連携は重要なマイルストーンです。何でも口に入れるのは正常な発達で、感覚情報を集める赤ちゃんの自然な探索行動です。

タミータイム(うつぶせ遊び)は引き続き重要です。1日合計20〜40分を複数回の短いセッションに分けて行いましょう。慣れてきたら時間を延ばしていきます。

認知・社会性

赤ちゃんが本格的に社会的存在になってきます。自分の名前を認識し、呼ばれると頭を向けます。親しい人には笑顔を見せ、特定の遊び・声・ルーティンに明確な好みを示します。特に体を使った遊び・変顔・いないいないばあでよく笑います。見知らぬ人への警戒心が少しずつ出てきますが、本格的な人見知りは生後8〜10ヶ月頃がピークです。

認知面では因果関係の理解が深まっています。おもちゃを落とすと音がする、そしてパパ・ママがよく拾ってくれる、という発見がのちの「落とし遊び」の基礎になります。新しいものを目・手・口でじっくり探索します。

「物の永続性」(見えなくなっても存在し続けるという概念)はまだ完全には発達していませんが、その前段階が現れています。部分的に隠したおもちゃを少し探す様子が見られます。いないいないばあが「ただ視覚的に面白い」から「認知的に驚く」体験になりつつあります。

言語・コミュニケーション

バブリング(喃語)が本格的に始まっています。「ばばば」「だだだ」「まままま」などの音の連なりが聞こえてきますが、これはまだ意味のある言葉ではなく音の実験です。ただし「ままま」が聞こえてくると、ついドキドキしてしまいます。

赤ちゃんはことばのリズムとイントネーションに非常に注目しています。パパ・ママが話し終えるのを待ってから自分の喃語で「返事」する、早い段階での会話のターンテイキングが見られます。ハーバード大学発達科学センターの研究によると、この「サーブ&リターン」のやりとりが、早期言語・認知ネットワークを育む最も強力なツールとされています。日々の行動を言葉にして伝え、歌い、絵本を読み、赤ちゃんが「返事」するのを待ちましょう。

絵本の読み聞かせはこの月齢から特に価値を増します。太字・シンプルな繰り返しフレーズ・リズムのある言葉の布絵本・厚紙絵本を選んでください。赤ちゃんが本を掴もうとするのは集中している証拠です。1日5〜10分の読み聞かせを数年続けると、就学後の語彙・読解力に測定可能な効果が現れます。

睡眠

4ヶ月退行から落ち着いてきた赤ちゃんは、規則正しいルーティンと適切な覚醒時間により、生後5ヶ月頃から睡眠が安定し始めることが多いです。

生後5ヶ月の目安スケジュール:

夜間に5〜8時間まとめて眠れる赤ちゃんも出てきますが、それぞれのペースがあります。母乳育児の赤ちゃんはミルク育児の赤ちゃんより夜間授乳が長く続く傾向があります。どちらも健康的な成長パターンです。

夜間の目覚めが多い場合は、まず昼間を見直しましょう:覚醒時間は適切か、お昼寝の長さは十分か、就寝時刻は早すぎないか。昼間を整えると夜間が改善することがよくあります。

日本では添い寝(同じ布団・ベッドで一緒に寝ること)は広く行われている育児スタイルです。「子どもが夜中に起きるのは異常」という欧米的な枠組みで判断せず、家族のスタイルに合わせた睡眠環境を。ただし、柔らかすぎるふとん・枕・ぬいぐるみが赤ちゃんの顔周辺に来ないよう安全面は必ず確認してください(MHLW・日本小児科学会指針)。

授乳・離乳食

母乳またはミルクが引き続き主食です。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」、WHO、AAPはいずれも生後6ヶ月頃まで完全母乳(またはミルク)を推奨しています。生後5ヶ月は離乳食開始のサインを観察し始める準備期です:

日本では離乳食(補完食)の開始は生後5〜6ヶ月が目安で、「初期(ごっくん期)」と呼ばれます。10倍がゆなどのなめらかなペースト状から始めます。上記のサインが生後5ヶ月後半に揃っている場合は、かかりつけの小児科医に相談してみましょう。

ミルク育児の場合は1回150〜210ml(1日4〜6回)、1日総量750〜1000ml程度。母乳育児の場合は3〜4時間おきに需要に応じて。この月齢から1日の総授乳量は横ばいになる傾向があります。

遊び・活動

運動・認知機能が広がり、遊びの幅が増します。感覚とリーチを使う活動が特に効果的です。

厚生労働省および日本小児科学会(AAPとも一致)は、18ヶ月未満の赤ちゃんのスクリーンタイムを家族ビデオ通話を除いて推奨していません。おふろタイム(家族一緒の入浴)は引き続き親子の豊かなスキンシップの時間として、お湯の感触・会話・皮膚刺激を通じた発達を支えます。

健康と安全(定期予防接種を含む)

定期予防接種(MHLW・日本小児科学会スケジュール):生後5ヶ月は3回目の接種タイミングです。Hib(インフルエンザ菌b型)3回目、肺炎球菌(PCV)3回目、四種混合(DTaP-IPV)2〜3回目が一般的に行われます。ロタウイルスワクチン(ロタリックス:2回完了 / ロタテック:3回目)もこの時期に終わることが多いです。かかりつけの小児科医・母子健康手帳で個別の接種タイミングを確認してください。

この月齢の安全対策:

安全な睡眠環境は引き続き:仰向け寝・固めのマットレス・寝具は最小限・バンパーなし・同室(できれば別の寝床)を維持してください(MHLW・日本小児科学会・AAP指針)。

心配事と注意すべき兆候

以下の場合は日本小児科学会の発達目安に基づき小児科医に相談してください:

授乳・体重増加・聴覚・視覚に不安がある場合、または「何かいつもと違う」という直感がある場合も迷わず相談を。パパ・ママが最初に気づくことが多いです。

ヒント

よくある質問

生後5ヶ月の赤ちゃんの体重はどのくらいですか?

WHO成長標準によると、生後5ヶ月の平均体重は女の子で約7.0kg、男の子で約7.5kgで、正常範囲はおおよそ5.4〜8.8kgです。体重増加は生後初期よりゆっくりになり、週100〜170g程度が目安です。母子健康手帳の成長曲線で自分なりのカーブをたどっているかどうかが最も重要で、平均値との比較より個人の成長トレンドを重視してください。

生後5ヶ月の赤ちゃんはお座りできますか?

生後5ヶ月の多くの赤ちゃんは、両手を前に出した「三脚座位」で短時間お座りできます。手を使わずしっかりお座りできるようになるのは生後6〜8ヶ月が一般的です。頭のコントロールがしっかりしていて、うつぶせで伸ばした腕で上体を支えられていれば発達の順番は順調です。サポート付きお座りは必ず大人が見ている場で。転倒はあっという間です。

生後5ヶ月は離乳食を始めるには早いですか?

日本の厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」、WHO、AAP(米国小児科学会)はいずれも生後5〜6ヶ月頃(多くの場合「6ヶ月を目安に」)を離乳食開始の目安としています。生後5ヶ月後半で準備サイン(頭のコントロール安定・支えてお座り可能・哺乳反射の消失・食べ物への関心)が揃っている場合は、かかりつけ小児科医に相談して早めに始めることが認められる場合もあります。生後4ヶ月未満の開始は誤嚥・アレルギー・消化器系へのリスクがあるため推奨されていません。

生後5ヶ月の赤ちゃんが夜中に何度も起きるのはなぜですか?

4ヶ月睡眠退行を経た後、睡眠構造が安定するまで生後5ヶ月も夜間の目覚めが続くことがあります。他の原因としては、お昼寝が短すぎる・長すぎる、就寝が遅すぎる、発達の練習(寝ながら寝返り・お座りの練習)、歯ぐずり(この月齢から始まることがあります)、成長スパートなどが挙げられます。覚醒時間2〜2.5時間を保ち、少し早めに寝かせることで改善することが多いです。

生後5ヶ月の赤ちゃんのお昼寝は何回必要ですか?

生後5ヶ月の多くの赤ちゃんは1日3回のお昼寝で合計3〜4時間の昼間睡眠を取ります。夜間睡眠は授乳を挟んで10〜12時間が目安です。覚醒時間は約1.5〜2.5時間に延びてきます。一部の赤ちゃんは生後6ヶ月頃に午後のお昼寝(短いもの)を自然に手放し始め、2回のお昼寝へ移行しますが、生後5ヶ月では3回が標準です。

生後5ヶ月に予防接種はありますか?

厚生労働省の定期接種スケジュールでは、生後5ヶ月は3回目の接種タイミングです。Hib(インフルエンザ菌b型)3回目、肺炎球菌(PCV)3回目、四種混合(DTaP-IPV)2〜3回目が標準的に行われます。ロタウイルスワクチン(ロタリックスは2回完了・ロタテックは3回目)もこの頃に終わることが多いです。正確なスケジュールはかかりつけ小児科医・母子健康手帳で確認してください。

生後5ヶ月の赤ちゃんは歯が生えてきますか?

可能性はあります。最初の歯が生えるのは平均生後6〜10ヶ月ですが、歯ぐずりのサインはその1〜2ヶ月前から現れることが多いです。よだれの増加、手や物をかじる、ぐずり、わずかな発熱(38°C未満)、睡眠の乱れが典型的な歯ぐずりのサインです。日本小児科学会(および海外ではAAP)は、ベンゾカイン含有の歯ぐずり用ジェルを2歳未満の赤ちゃんに使うことを推奨していません。冷やした(凍らせていない)歯固めや歯ぐきを優しくマッサージするのが安全な対処法です。

生後5ヶ月の赤ちゃんに必要なミルク・母乳の量はどのくらいですか?

ミルク育児の場合は1回150〜210ml(1日4〜6回)、1日総量750〜1000ml程度が目安です。母乳育児の場合は3〜4時間おきに需要に応じて授乳します。この月齢から1日の総授乳量は横ばいになる傾向があり、赤ちゃんがカロリーを効率よく取れるようになった証拠です。自然に1回の授乳が減っても体重増加が順調であれば問題ありません。

生後5ヶ月のお腹の上で眠っても大丈夫ですか?

寝かせるときは必ず仰向けにしてください。ただし、寝返りが両方向(仰向け→うつぶせ、うつぶせ→仰向け)できるようになっていれば、夜中に自分でうつぶせになっても毎回仰向けに戻す必要はありません。睡眠環境を安全に保つことが最重要です:固めのマットレス、寝具は最小限、枕なし・バンパーなし・ぬいぐるみなし。おくるみを使っていた赤ちゃんが寝返りを始めたら、すぐに腕出しのスリーパーに移行してください。

出典・参考資料

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監修: Whispie 編集チーム エビデンスに基づく育児リサーチ

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この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。

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