赤ちゃんの発達

生後24ヶ月の赤ちゃん

2歳のお誕生日おめでとうございます!生後24ヶ月(2歳)の発達マイルストーン、睡眠スケジュール、離乳食完了期、イヤイヤ期の対処法、乳幼児健診まで。厚生労働省・日本小児科学会・WHOのエビデンスに基づく完全ガイドです。

W
監修: Whispie 編集チーム エビデンスに基づく育児リサーチ

公開日:

Whispie

この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。

AAP・WHO および日本小児科学会のガイダンスに準拠しています。

リサーチと監修の方針 →

簡単な答え: 2歳のお誕生日おめでとうございます!生後24ヶ月(2歳)の発達マイルストーン、睡眠スケジュール、離乳食完了期、イヤイヤ期の対処法、乳幼児健診まで。厚生労働省・日本小児科学会・WHOのエビデンスに基づく完全ガイドです。

ひとめでわかる:2歳の成長まとめ

2歳のお誕生日、おめでとうございます。生後24ヶ月は、赤ちゃんがひとりの小さな人間へと脱皮するターニングポイントです。この2年間で、言葉も運動も社会性も急速に発達し、「自分」という存在をしっかり意識し始めます。「魔の2歳」と言われますが、それはわがままではなく、自我の芽生えというすばらしい発達の証です。

母子健康手帳の成長曲線グラフに定期的に記入し、かかりつけの小児科医と共有しましょう。一時的な数値の変動よりも、曲線の流れを継続して見ることが大切です。

身体の発達

生後24ヶ月になると、運動能力はぐっと安定してきます。走るスピードが増し、方向転換も上手になります。ボールを前に蹴る、オーバーハンドでボールを投げる(方向はまだ定まらない)、手すりにつかまりながら階段を上り下りする(二足踏みのステップで)、その場で両足ジャンプができるようになります。バランスバイクや乗り物のおもちゃを上手に操作できる子も多いです。

手先の細かい動作も発達します。積み木を6〜8個積む、簡単なパズル(4〜6ピース)を完成させる、絵本のページを1枚ずつめくる、クレヨンで殴り書きをするほか、タテ線や丸らしきものを描けるようになります。スプーンとフォークを使って食べる(こぼしながらも)、コップで飲む、靴下や帽子を自分で脱ぐ子も出てきます。

利き手の傾向が見え始めますが、完全に定まるのはもう少し先です。両手の協調動作(片手で紙を押さえながら描く)も向上します。2歳臼歯は生後23〜33ヶ月ごろに生え始めることが多く、歯茎のむず痒さで睡眠が乱れることもあります。おふろ上がりなどに清潔なガーゼや歯ブラシで歯磨きの習慣を続けましょう。

認知・社会性の発達

象徴遊び・ふり遊びが本格化します。人形を寝かせる、おもちゃのキッチンでご飯を作る、電話で話すまねをする——こうした「ふり」は、認知の柔軟性と言語・社会性の発達を強く予測する行動です。「バナナを受話器に見立てる」ような物の置き換えも自然にできるようになります。

他者の気持ちへの気づき(心の理論の萌芽)が始まります。お母さんが悲しそうな顔をすると近づいてくる、くしゃみをしたらティッシュを持ってくる——こうした共感的な行動が増えます。本格的な視点取得は4歳ごろですが、その基盤が今つくられています。

色や形の仕分け、同じものを合わせる分類遊びが得意になります。2まで数えられる子もいますが、多くは暗唱であって数概念の理解はまだ育ちの途中です。因果関係の理解が深まり、スイッチを押す・ふたを開ける・水を注ぐなど「実験」を繰り返します。危険でない範囲で自由に探索させることが、この時期の学びを最大化します。

社会面では「並行遊び」(同じ空間で別々に遊ぶ)がまだ主体です。ボールの投げ合いや簡単なかくれんぼなど、協力遊びのきっかけも見られます。おもちゃの貸し借りはまだ発達途上で、けんかは正常です。「イヤ!」「だめ!」という言葉や逃げる行動は、CDC(米国疾病管理予防センター)が正式なマイルストーンとして挙げている自律性の表れです。

言語・コミュニケーション

生後24ヶ月の語彙の目安は50語以上で、二語文(「ママ、いく」「もっと、ジュース」「ワンワン、どこ?」)が日常的に出ます。多くの2歳児は200〜300語を使いますが、個人差が非常に大きく、50語の子もいれば500語以上の子もいます。三語文(「パパ、きて、ここ」)も出始めます。代名詞は混乱しやすく(「ぼくが」と言うべきところを「あなたが」など)、正確な使い方が定着するのは3歳ごろです。

受容言語(理解力)は表出言語より進んでいます。二段階の指示を理解し、体の部位を指差し、絵本の中のものを指さし、「靴はどこ?」のような質問に答えられます。知らない大人に伝わるのは発話全体の約50%が目安です。発音の不明瞭さはこの時期は正常であり、訂正は不要です。

読み聞かせは最も効果の高い毎日の習慣です。日本小児科学会・AAP(米国小児科学会)ともに、乳幼児期からの毎日15分以上の読み聞かせを推奨しています。繰り返しの多い絵本が好まれ、言語・記憶・想像力を育てます。日本語と別の言語を併用するバイリンガル環境は言語発達を遅らせません。2言語の合計語彙は同年代の一言語の子と遜色ありません。

以下がある場合は、かかりつけの小児科または市区町村の発達相談窓口に相談してください。語彙50語以下・二語文なし、簡単な指示が理解できない、指差しをしない(目線を共有しない)、以前できていた言葉や行動が退行した、目が合いにくい・社会的なやりとりが少ない、名前を呼んでも反応しない。

生後24ヶ月の睡眠

2歳の必要睡眠時間は1日合計11〜14時間です(日本小児科学会、米国睡眠医学会 AASM の推奨値)。一般的なパターンは、夜間10〜12時間+昼寝1〜2時間です。多くの子は3〜5歳ごろまで昼寝が必要で、平均的な昼寝終了年齢は3歳半ごろです。昼寝と就寝の間は5〜6時間が目安です。

2歳によく見られる睡眠の悩みとして、昼寝の抵抗感(それでも寝かせる)、就寝時の引き延ばし行動(「もう1冊本読んで」「お水飲みたい」)、夜中の目覚め、早朝起きなどがあります。18〜24ヶ月ごろの睡眠退行はこの月齢で落ち着くことが多いですが、2歳臼歯の生え始めが3歳ごろまで睡眠を乱すこともあります。毎晩の就寝ルーティンと就寝時刻を30分以内の幅で一定に保つことが有効です。

添い寝は日本では非常に広く行われており、家族一緒に眠る「川の字」スタイルは親子の絆や安心感を高める文化的習慣です。厚生労働省や日本小児科学会は、安全な添い寝環境(過度に柔らかい寝具・枕を避ける、保護者の禁煙・禁飲酒、子が寝返りできる広さの確保)を守ることを前提に容認しています。欧米のSIDS ガイドラインとは異なる文化的背景があることを踏まえ、日本の家庭に合わせた判断が大切です。

2歳のスケジュール例:起床6:45、朝食7:15、昼寝12:30〜14:30、夕食17:30、就寝ルーティン開始18:45、就寝19:30。時刻より「規則正しさ」を重視してください。おふろは就寝の1〜2時間前に済ませると、体温が下がるにつれ自然に眠気が高まります。

離乳食完了期・幼児食への移行

生後12〜18ヶ月ごろに離乳食完了期(パクパク期)を経て、2歳になると基本的に家族と同じ幼児食が主体となります。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)の離乳食4段階:初期(5〜6ヶ月)→中期(7〜8ヶ月)→後期(9〜11ヶ月)→完了期(12〜18ヶ月)を経て、2歳からは幼児食として大人と近い食材をやわらかく調理したものを食べます。

食事は1日3回+おやつ2回が基本です。家族そろって食卓を囲む「共食」は、栄養・言語・社会性の発達すべてに良い影響があることが国内外の研究で示されています。食事中はテレビやスマートフォンを消し、会話を楽しみましょう。

好き嫌い(偏食)は2歳ごろも引き続き見られますが、徐々に改善します。嫌いな食べ物を食卓に出し続け(10〜15回の提示で慣れることが多い)、大人が美味しそうに食べるところを見せ、無理強いしないことが大切です。食べる量の決定権は子どもにあります(サター分担モデル:親は何を・いつ・どこで提供するかを決め、子は食べるか・どのくらい食べるかを決める)。

引き続き注意したい食品:ぶどうや丸いトマトはそのままでなく必ず切る(縦四つ割り)。ナッツ類は丸ごとは窒息の危険あり(ペースト状なら可)。もちや団子類はやわらかく小さく。魚・肉は骨や軟骨をしっかり取り除く。大人と一緒に座って食べ、食事中は目を離さないことが最大の安全策です。

ビタミンDは日照時間の少ない時期や北国では不足しがちです。日本小児科学会はビタミンD強化食品(育児用ミルク、フォローアップミルク、豆腐など)を積極的に取り入れることを推奨しています。鉄分豊富な食品(赤身肉・レバー・豆類・緑黄色野菜・鉄強化シリアル)にビタミンCを含む食品(柑橘類・いちご・ピーマン)を組み合わせると吸収率が上がります。

遊びとアクティビティ

2歳の遊びは「ふり遊び・粗大運動・言語・創造」をミックスするのが理想です。

スクリーンタイム:日本小児科学会・AAPともに2〜5歳のスクリーン時間は1日1時間以内を推奨しています。質の高いコンテンツ(NHK Eテレのクオリティの高い幼児番組など)を大人と一緒に視聴し、内容について話すことが大切です。食事中・就寝前1時間のスクリーン使用は避けましょう。

健康と安全・定期予防接種

2歳前後の乳幼児健診(自治体により2歳児健診または2歳6ヶ月児健診)では、身長・体重・頭囲・BMIの計測、発達評価(言語・運動・社会性)、歯科検診、栄養相談が行われます。一部の自治体ではM-CHAT-Rによる自閉スペクトラム症スクリーニングも導入されています。健診の通知は市区町村から届きますが、母子健康手帳の「健診記録」ページで次の健診時期を確認しておきましょう。

定期予防接種(厚生労働省 2025年度版スケジュールより):

安全対策:家具の転倒防止(タンスや本棚は壁に固定)、薬・洗剤は鍵付き収納、窓転落防止グッズの取付け、階段には柵の設置、刃物・割れ物の収納施錠。チャイルドシートは体重・身長の上限まで後ろ向き使用が安全(概ね3〜4歳まで)。溺水は1〜4歳の事故死の主要原因のひとつ——浴槽・プール・バケツ近くでは目を離さないことが最重要です。誤飲・中毒の疑いは「日本中毒情報センター」(0990-50-2499 / 072-726-9923)へ。

気になること・受診・発達の目安

次のような点が気になる場合は、かかりつけの小児科に相談するか、市区町村の子育て支援センター・発達相談窓口に問い合わせてみましょう。

自閉スペクトラム症(ASD)をはじめとする発達に関する懸念は、早期発見・早期支援(療育)が大きな差をもたらします。日本では各都道府県に「発達障害者支援センター」があり、診断前でも相談を受け付けています。3歳以前は脳の可塑性が最も高い時期です。「様子を見ましょう」で不安が続く場合は、積極的に専門家の意見を求めてください。

保護者へのアドバイス

よくある質問(FAQ)

生後24ヶ月(2歳)の主な発達マイルストーンは何ですか?

生後24ヶ月の主なマイルストーンとして、日本小児科学会とWHOは以下を目安としています。語彙が50語以上あり、「ママ、いく」「もっと、ちょうだい」など二語文を話す。ボールを蹴る、走る、両足ジャンプができる。スプーンやフォークを使って食べる。簡単な二段階指示(「ボールを取って、ここに置いて」)に従える。絵本で指差しができる。ふり遊び(人形を寝かせるなど)を楽しむ。鏡で自分の姿を認識する。これらはあくまで目安であり、個人差が大きいことも覚えておいてください。

2歳の乳幼児健診(2歳健診)ではどんなことをしますか?

日本では乳幼児健診は市区町村が主体で実施しており、2歳前後には多くの自治体で2歳児健診または2歳6ヶ月児健診が設けられています(自治体によって実施月齢が異なります)。健診内容は、身長・体重・頭囲の測定、発達評価(言語・運動・社会性)、歯科検診、栄養相談などです。自閉スペクトラム症(ASD)のスクリーニングとしてM-CHAT-Rを使用する自治体も増えています。母子健康手帳に記録しておくと、成長の経過が一目でわかります。健診の日程は市区町村から通知が届くか、役所の子育て支援窓口に確認してください。

2歳になったら牛乳はどのくらい飲ませればよいですか?

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、1歳以降は離乳食(幼児食)から栄養を取ることが基本となり、牛乳・乳製品は1日200〜300ml程度(牛乳コップ1〜1.5杯)を目安としています。飲みすぎると鉄分の吸収を妨げる可能性があるため注意が必要です。主な水分補給は水か麦茶が理想的です。乳飲料やフルーツジュースは糖質が多いため、与える場合でも1日100ml以下にとどめましょう。

2歳のイヤイヤ期はいつまで続きますか?どう対応すればよいですか?

イヤイヤ期(第一次反抗期)は1歳半〜3歳ごろにピークを迎え、徐々に落ち着いていきます。これは自我の芽生えと自律性の発達を示す正常な発達プロセスです。日本小児科学会や育児支援の専門家は、「ダメな命令を減らす」「選択肢を与える(りんごとバナナ、どっちにする?)」「気持ちに共感してから別の行動へ誘導する」「危険・健康に関わる場合だけ毅然と制限する」ことを推奨しています。叱りつけるより、穏やかな一貫性が最も効果的です。

2歳の睡眠時間はどのくらい必要ですか?お昼寝はまだ必要ですか?

2歳児の睡眠時間は1日合計11〜14時間が目安です(日本小児科学会・米国睡眠医学会 AASM 共通推奨)。一般的には夜間10〜12時間+昼寝1〜2時間のパターンです。多くの子どもは3〜5歳ごろまで昼寝を必要とします。2歳でお昼寝を嫌がることもありますが、就寝が早くなる・夕方に機嫌が極端に悪くなるようなら睡眠が足りていないサインです。昼寝の終了は急がず、本人のペースに合わせましょう。

2歳になっても添い寝でよいですか?

はい。日本では添い寝は文化的に広く普及しており、親子の絆を深める自然な育児習慣です。日本小児科学会も、安全な添い寝の環境(柔らかすぎる寝具・まくらの排除、保護者の禁煙・飲酒なし)を守れば問題ないとしています。欧米で強調されるSIDS(乳幼児突然死症候群)リスクの多くは生後6ヶ月未満の乳児に関するものであり、2歳児のリスクは大幅に低下しています。日本の研究(田中大介ら)でも、文化的に適切な添い寝の実践は母子の睡眠の質に悪影響を与えないことが示されています。

2歳の言葉の発達が遅い気がします。何語くらい話せれば正常ですか?

2歳(24ヶ月)の語彙の目安は50語以上で、二語文が出ていることです。多くの2歳児は200〜300語を使いますが、個人差がかなり大きいです。以下がある場合は、かかりつけの小児科または市区町村の発達相談窓口に相談しましょう:50語以下・二語文なし・簡単な指示が理解できない・以前できていた言葉や動作が退行した・目が合いにくい・名前を呼んでも反応しない。早期介入(療育)は効果が高く、特に3歳以前に始めると脳の可塑性が高いため、発達に大きなプラスとなります。

2歳からトイレトレーニングを始めるべきですか?

トイレトレーニングの開始は月齢より「準備できているサイン」を優先しましょう。サインの例:2時間以上おむつが濡れない、トイレや大人のトイレ行動に興味を示す、排泄を事前または事後に伝えられる、パンツの上げ下げができる、簡単な指示に従える。国内外の小児科学の知見では、準備が整う前に始めても習得が早まらず、むしろ親子のストレスが増えます。焦らず、本人が「やってみたい」と示すタイミングを待ちましょう。保育園入園を控えて心配な場合は、園の担任や保健師に相談するのが安心です。

2歳の身長と体重の目安を教えてください。

WHO成長曲線を参考にすると、24ヶ月時点の目安は次の通りです。男の子:体重10.0〜14.1kg、身長82〜92cm。女の子:体重9.5〜13.6kg、身長80〜91cm。ただし「2歳の身長の2倍が成人身長の目安」という経験則はあくまで参考値です。大切なのは単一の測定値ではなく、母子健康手帳のグラフで成長曲線が一定のパーセンタイルに沿って推移しているかを確認することです。急激な体重減少や身長の停滞が続く場合は小児科に相談してください。

2歳の定期予防接種は何がありますか?

厚生労働省の定期接種スケジュール(2025年度版)によると、2歳前後(24ヶ月)に完了・確認が必要な主なワクチンは以下のとおりです。麻しん・風しん(MR)混合ワクチン第1期:1歳〜2歳未満に接種(未接種の場合は早急に)。水痘(みずぼうそう)ワクチン第2回:1歳〜2歳未満に2回目を接種。インフルエンザHib(ヒブ)・肺炎球菌ワクチン:スケジュール通りに完了しているか母子手帳で確認。日本脳炎第1期は3歳からスタートです。インフルエンザワクチンは毎年秋に任意接種(一部自治体は費用補助あり)。母子健康手帳の接種記録ページで空欄がないか確認し、かかりつけ医に相談しましょう。

👶

Whispieで赤ちゃんの成長を記録しよう

月齢ごとの発達マイルストーン記録、乳幼児健診の準備、個別の育児アドバイスをひとつのアプリに。忙しいパパ・ママを科学的なエビデンスでサポートします。

毎週の育児のヒントを、迷惑メールなしで

お子さまの時期に合わせた科学的なアドバイスを、メールで直接お届けします。