栄養

離乳食Q&A17選:いつから?卵はどう進める?はちみつはいつから?

離乳食はいつから始めるか、4か月では早いか、卵やはちみつの進め方まで、17の質問にWHO・厚生労働省の情報をもとに回答します。

監修: Whispie 編集チーム エビデンスに基づく育児リサーチ

公開日:

この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。

出典:WHO・CDC・AAP・NHS。推奨は国によって異なります。日本については厚生労働省をご確認ください。

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「5か月と6か月、どっちがいいの?」「卵はいつから?」「はちみつは?」——離乳食の始め方は、検索されやすい疑問がとても多いテーマです。ここではWHO(世界保健機関)と厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)の内容をもとに、17の質問にひとつずつ答えます。より詳しい月齢別の進め方は、当サイトの離乳食スケジュールガイドにまとめています。

離乳食はいつから始めればいいですか?5か月と6か月、どっちですか?

WHO(世界保健機関)は「生後6か月から、母乳に加えて補完食(離乳食)を与え始めることを推奨する」としています。日本の厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)は、離乳の開始をおおむね生後5〜6か月頃としており、月齢だけでなく、首すわり・5秒以上座れる・スプーンを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる、といった発達のサインを目安にするとしています。5か月と6か月のどちらが正しいというより、この5〜6か月という幅の中で赤ちゃん自身の準備が整った時期に始める、という考え方です。詳しいスケジュールは当サイトの離乳食ガイドにまとめています。

続きを読む:離乳食スケジュールガイド(MHLW基準の月齢別表)を見る

離乳食は生後4か月からでも大丈夫ですか?早すぎますか?

主要な保健機関の基本方針は、生後4か月ではなく「6か月ごろ」です。米国小児科学会(AAP)は、卵・乳製品・大豆・ピーナッツ製品・魚などのアレルギーを起こしやすい食品について「生後4〜6か月を超えて導入を遅らせても、食物アレルギーを防げるという根拠はない」としていますが、これはアレルゲンを導入するタイミングについての話であり、離乳食そのものを4か月から始めることを勧めているわけではありません。WHOも厚生労働省も、離乳食の開始時期そのものは6か月前後としており、4か月からの開始を積極的に勧める公的な情報源は確認できませんでした。

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離乳食を始めるサインは何ですか?

英国NHSは、次の3つが「そろって」見られることを目安として挙げています。「座った姿勢を保ち、頭をしっかり支えられる」「目と手と口を協調させて、食べ物を見て、つかんで、口に運べる」「食べ物を飲み込める(舌で押し出さない)」の3つです。厚生労働省のガイドも同様に、首すわり・5秒以上座れる・スプーンを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)・食べ物に興味を示す、といった発達のサインを挙げています。月齢はあくまで目安で、発達には個人差があります。

続きを読む:離乳食開始のサインをチェックする

離乳食の1回目は何を、どのくらいあげればいいですか?

厚生労働省のガイドに基づくと、始める食品はおかゆ(米)からが基本です。英国NHSは「特定の食品を必ず最初に」という決まりはないとした上で、落ち着いた時間帯を選び、「赤ちゃん自身のペースに任せて、量は無理強いしない」ことを勧めています。新しい食品を始めるときは、離乳食用のスプーンで1さじずつ与え、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ量を増やしていきます。

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離乳食を進めるペースの目安はありますか?

厚生労働省のガイドは、新しい食品を始めるときに「離乳食用のスプーンで1さじずつ与え、子どもの様子をみながら量を増やしていく」という進め方を示しています。米国では、新しい食品を1つ試したら数日おいて次の食品に進む「3日ルール」という考え方が広く知られていますが、これは特定の医学団体が公式に定めた基準ではなく、アレルギー反応が出ていないかを確認しやすくするための実践的な工夫として使われているものです。

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卵はいつから、どう進めればいいですか?

厚生労働省のガイドの「離乳の進め方の目安」表では、卵は離乳中期(生後7〜8か月頃)に卵黄1〜全卵1/3、離乳後期(生後9〜11か月頃)に全卵1/2、離乳完了期(生後12〜18か月頃)に全卵1/2〜2/3が目安量とされています。おかゆや野菜、豆腐、白身魚に慣れたあと、離乳初期の後半あたりから、よく加熱した卵黄をひとさじから試すのが目安です。米国AAPも「生後4〜6か月を超えて卵などのアレルゲン食品の導入を遅らせても、アレルギー予防にはならない」としており、必要以上に先延ばしする理由はありません。

続きを読む:卵の進め方を月齢別に見る

卵黄と卵白、どちらから始めればいいですか?

厚生労働省のガイドに基づく当サイトの目安では、よく加熱した卵黄から少量ずつ試し、卵黄に慣れてから全卵(卵白を含む)へと段階的に量を増やしていきます。卵はアレルギーの原因になりやすい食品の一つなので、初めて試すときは平日の午前中など、万一体調の変化があってもすぐ医療機関を受診しやすい時間帯を選ぶという工夫をしている家庭も多いようです。心配な場合や、湿疹など気になる症状がある場合は、自己判断せず事前にかかりつけ医に相談してください。

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はちみつはいつから食べられますか?

はちみつは、1歳を過ぎるまで与えないでください。厚生労働省の保護者向けガイドは、はちみつについて「1才未満はボツリヌス感染の危険があり使用しない」と明記しています。英国NHSも「はちみつは、赤ちゃんが12か月になるまでは完全に避けるべきで、乳児ボツリヌス症を引き起こす細菌を含んでいる可能性がある」としており、米国AAPも同じ理由で1歳未満への使用を避けるべきとしています。3つの情報源が同じ結論で一致している、数少ないテーマの一つです。

続きを読む:はちみつと避けるべき食品の一覧を見る

離乳食を遅らせるとアレルギーを予防できますか?

いいえ。厚生労働省のガイドは、「食物アレルギーの発症を心配して離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、予防効果があるという科学的根拠はない」としています。米国AAPも同様に、卵などのアレルゲン食品について「生後4〜6か月を超えて導入を遅らせても、食物アレルギーを防げるという根拠はない」と明言しており、両者の結論は一致しています。

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離乳食であげてはいけない食べ物は何ですか?

もっともはっきりしているのは、1歳未満へのはちみつです(乳児ボツリヌス症のリスク)。厚生労働省のガイドは、離乳の開始前に果汁やイオン飲料を与えることについても「栄養学的な意義は認められていない」としています。ナッツ類や固いもの、丸のみしやすい形状の食品による窒息のリスクについては、当サイトの窒息予防ガイドで月齢別に詳しく解説しています。

続きを読む:窒息予防ガイドを見る

離乳食を食べすぎているサインはありますか?

公的機関が定めた「食べすぎ」の具体的な基準は見当たりませんでした。英国NHSが示す考え方は、「赤ちゃん自身のペースに任せて、どれだけ食べるかは赤ちゃんに決めさせる」というものです。顔を背ける、口を固く閉じる、食べ物を吐き出す、といった様子は「もう十分」というサインとして広く知られており、無理に完食させる必要はありません。体重の増え方が気になる場合は、月齢別の目安と合わせてかかりつけ医に相談してください。

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離乳食は朝一番(起きてすぐ)に与えてはいけませんか?

これを禁止する公式なルールはありませんが、実践的な工夫としては、初めての食材を、様子を見やすく受診もしやすい平日の午前中に、小さじ1杯程度の少量から試すと安心です。食物アレルギーの症状の多くは摂取後30分〜2時間以内に現れるとされるため、症状が出た場合にかかりつけ医を受診しやすい時間帯を選ぶという考え方によるものです。休日や夜間に初めての食材を試すのは避けたほうが安心です。

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生後9か月ごろの離乳食の量の目安はどのくらいですか?

厚生労働省のガイドでは、生後9〜11か月頃は「離乳後期」にあたり、1日3回食に進み、卵は全卵1/2程度、指でつぶせる固さの食品を中心に進めるのが目安とされています。月齢ごとの回数・形態・1回あたりの目安量は、当サイトの離乳食スケジュールガイドで表にまとめて詳しく解説しています。

続きを読む:離乳食スケジュールガイドで9か月の目安を見る

離乳食はいつ完了しますか?「離乳の完了」とはどういう意味ですか?

厚生労働省のガイドでいう「離乳の完了」は、生後12〜18か月頃を目安に、エネルギーや栄養素の大部分を母乳や育児用ミルク以外の食事から摂れるようになった状態を指し、母乳やミルクを飲んでいないことを意味するものではありません。この時期の食事の形態や回数の目安は、当サイトの離乳食スケジュールガイドで解説しています。

続きを読む:離乳食スケジュールガイドで完了期を見る

牛乳はいつから飲み物として与えられますか?

厚生労働省のガイドに基づく当サイトの解説では、牛乳を飲み物として与える場合、鉄欠乏性貧血の予防の観点から1歳を過ぎてからが望ましいとされています。離乳食の材料として少量使う場合と、コップなどで飲み物として与える場合とは分けて考える必要があるため、詳しくは当サイトの離乳食スケジュールガイドを参照してください。

続きを読む:離乳食スケジュールガイドを見る

離乳食を始める前に果汁やイオン飲料は必要ですか?

必要ありません。厚生労働省のガイドは、「離乳の開始前は、母乳又は育児用ミルクが最適な栄養源であり、果汁やイオン飲料を与える栄養学的な意義は認められていない」と明記しています。水分補給が必要な場合も、離乳開始前の赤ちゃんには基本的に母乳または育児用ミルクで十分とされています。

続きを読む:離乳食スケジュールガイドで避けたい食品を見る

離乳食におすすめの食材は何ですか?

厚生労働省のガイドが示す進め方では、おかゆ(米)から始め、慣れてきたらじゃがいもや人参などの野菜、果物、さらに慣れたら、つぶした豆腐、白身魚、固ゆでした卵黄など、少しずつ種類を増やしていくのが基本の流れです。月齢別の具体的なメニュー例や進め方は、当サイトの離乳食レシピ・スケジュールガイドで紹介しています。

続きを読む:離乳食スケジュールガイド・レシピを見る

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